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こんにちは! ジュエリー&きもの < サロン・ド 裕理 > の店長 児島です。

伊勢崎銘仙についての4回目の記事になる今回は、伊勢崎銘仙の種類について書いてみたいと思います。

伊勢崎絣は、伊勢崎で織られた布のことをさしています。「締括絣(しばりがすり」「板締絣(いたじめがすり)」「併用絣(へいようがすり)」「解模様絣(ほぐしもようがすり)」「緯総絣(よこそうがすり)」などの技法があります。
これらの織り方は平織り(経糸と緯糸が一本ずつ交互に組み合わさる織り方)ですが、
原料糸の染め方や用い方に違いがあります。
特に「併用絣」は伊勢崎だけで織られた技法で、高度な手織りの技術を必要とします。

これらの技法を使い、織られた模様には従来のイメージどおりの模様から、かなり奇抜で斬新なものまで豊富にあり、
年齢性別を問わず幅広く好みに合わせた模様が楽しめます。


締括絣

経糸、緯糸の一部に棒で染料をすり 込んで色をつけ、経、緯の模様を合 わせながら織ったものです。
img075b.jpg

括りによる染色方法は、伊勢崎で最も古く、明治十三年(一八八〇) 
 絣(タテシカ)=絣(ヨコシカ)と称されたものが、そのもとになっています。
やがて、十字絣、井桁絣などの経・緯交叉する絣が出現しました。
さらに技術改善が進められた結果、より複雑な柄が織り出されるようになり俗に「珍絣」と呼ばれています。


板括絣

板に溝を彫って、その板に糸を巻いて染色し、模様を合わせながら織ったものです。
img075c.jpg



明治二十二、二十二年(一八九一年頃)、まず緯糸のみの板締の染色技術が奈良県より伊勢崎に伝えられました。
その後明治三十八年(一九〇五)に、経糸・緯糸の両方に絣板(凹凸のある板)が使用されるようになり、
現在の板締絣の技法が完成されました。
この絣の特徴は、締括絣では技法上表現できない小さな幾何学模様が生みだせることです。
締括絣と同じく「珍絣」とも呼ばれています。


解模様絣

型紙を使って経糸に模様を染め、 これに緯糸を織り込んだ織物です。


明治四十二年(一九〇九)、締括絣では表現の困難な曲線の柄行を、
経糸に型紙で模様を染める「捺染加工」という技法が開発されました。
経糸を一度、織機にかけ、緯糸を粗く織り込みます。それに型紙を使って経糸に「捺染加工」をします。
再び織機にかけて緯糸を織り込みます。
この時、最初に粗く織り込んだ緯糸を解して抜き取りながら織るため、この技法を「解し」といいます。
解模様絣は、伊勢崎では生産量が最も多い絣です。
型紙で模様をおこすので、描かれたデザインそのままが自由自在に再現できるというのが特徴です。


併用絣

型紙で経糸・緯糸に模様を染め、 経・緯の模様を合わせながら織ったものです。

img076b.jpg

併用絣の前身は、大正七年(一九一八)に完成した、経糸に型紙を使用し捺染加工により経絣を製造、
緯糸は締括絣により緯絣を織った解併用大絣です。その後技法は改良され、緯糸も捺染加工するようになり、
多彩にして豪華な模様が表現できる伊勢崎独特の技法が完成されました。
産地によっては、緯糸を括りによる技法もありますが、伊勢崎では型紙による捺染加工の技法がとられています。

併用絣は、珍絣と並んで伊勢崎絣を代表する手織りです。
経糸と緯糸を同じ型紙で染めるので、うらおもてにくっきりと同じ模様が表現できます。
それがあまりにうまくできているので、小紋や友禅のような染物とまちがえられるほどです。
緯糸に無地の糸を使う解模様絣と違って、緯糸にも捺染加工をするので、絶対に手織でなければ織れないものです。
経糸と緯糸の模様を、一本一本ていねいに合わせながら織るためには、高度な技術と熟練を要します
。銘仙の中でも最高級品として扱われました。


緯総絣

型紙を使って緯糸に模様を染め、経糸は無地の織物です。
img076c.jpg

解模様絣が経糸に模様を染めるのに対して、紳総絣は、緯糸を型紙で捺染加工により染めるのが特徴です。
経糸が無地なだけに、幻想的な模様を描きだします。淡い色の系統が多く、日本的な風合をもっています。
また緯総絣は、型紙を使った捺染加工だけでなく、摺込捺染して括りで染める方法も行っています。

次回は伊勢崎銘仙の今について書きたいと思います。 


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